位置情報×時系列で統計データの見方が変わる?!

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QGISには、時系列コントローラという機能があり、ベクタデータにDatetimeの属性フィールドがあると、そこに記載された年月日・時間に沿って、ベクタデータの表現を変えたアニメーションを閲覧することができます。例えば、当ブログでも、花粉飛散数をマッピングするMeteoPollenJPプラグインの紹介でも使っています(こちら)。

今回はこの機能を使い、2020-2024年の木材統計調査( 政府統計の総合窓口)から、素材価格(製材向け)と素材交流量(県間の木材の移出入)の時系列推移を地域別でアニメーションにしてみました。

例えば、素材価格については、林野庁が公表する森林・林業白書では、時系列での紹介はありますが、あくまで全国平均でしかなく、どの地域で価格が上がったのか、どの地域の動きがトリガーになったのかまでは確認することはできません。

令和6年度森林・林業白書

素材価格

2020年1月から2024年12月まで、ひと月0.5秒でコマ送りされる動画です。国産原木の価格高騰が生じたウッドショック(2020年後半)は西日本のヒノキから始まったこと、それに対する東北の動きは一段遅れるとともに、動きも小さいことが確認できます。GISで表現することにより、Excelのグラフでは分からない地域別の情報が加わります。

素材交流量

次は、素材交流量です。1年間の都道府県と都道府県の間で素材の入出荷の交流があったかどうかをコマ送りにしています。2020年から2024年の5年間が5回繰り返される動画となっています。

ウッドショックのときに、素材交流が盛ん(それだけ、各地域から丸太をかき集めた)ということが分かるとともに、2024年は再び地域間交流が増えているような様子がみてとれます。個人的には、木材チップの矢印が、その年その年であっち向いたり、こっち向いたりするのが興味深いです。

参考|QGISの時系列コントローラ

レイヤプロパティで動的時系列コントロールに☑をし、ツールバーに時系列コントローラを表示することで使えるようになります。

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