Sentinel-1 SAR衛星画像の差分解析結果(2026/08/27石川県・富山県豪雨)
2026年8月27日に石川県能登南部地方と富山県西部地方を襲った豪雨に関し、Sentinel-1のSAR衛星画像について、災害前(8/23)と災害後(8/30)の差分解析を行い、その結果をWEB地図化しました。
閲覧サイト
SAR画像の差分解析結果/2026.8.27石川県・富山県豪雨
サンプル画像
浸水被害の大きかった羽咋市の邑知潟における、SAR画像差分解析結果と浸水想定区域(最大規模)の比較です。報道もされておりましたが、浸水区域は浸水想定区域と合致する部分があります。
↔
浸水想定区域
差分解析結果
補足・解説
解析結果は3種類あり、①VV偏波の差分(8/30VV-8/23VVのdBγ)、②VH偏波の差分(8/30VH-8/23VHのdBγ)、③RGB合成画像(R:8/23VV、G:8/30VV、B:8/30VHのdBγ)です。
例えば、①VV偏波の差分でいえば、値がマイナス(青色系)は、散乱が弱くなっており、浸水している可能性がある、というふうに解釈することもできます。
③RGB合成画像については、R,G,Bに充てた偏波の大小により色合いが変わることになりますが、偏波と色合いの関係性は次のとおりです。例えば、赤色はR(8/23VV)が大きく、G(8/30VV)とB(8/30VH)が小さいということになりますので、VVの散乱が弱くなったことが伺えます(①と同様、浸水の可能性が疑われます。)
偏波と色合いの関係性
| 色合い | 8/23VV | 8/30VV | 8/30VH | 解釈 |
|---|---|---|---|---|
| 赤色 | 大 | 小 | 小 | VVが弱くなる変化あり 例:浸水 |
| 黄色 | 大 | 大 | 小 | VVが強いという傾向に変化なし 例:建物 |
| 水色 | 小 | 大 | 大 | VVが強くなる変化あり(その上で、VHが強い場所) |
| 緑色 | 小 | 大 | 小 | VVが強くなる変化あり(その上で、VHは弱い場所) |
| 白色 | 大 | 大 | 大 | VVもVHも強い |
| 黒色 | 小 | 小 | 小 | VVもVHも弱い |


